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KINKAN NEWS 9号
当グループがサポートしてきた「バイオディーゼルアドベンチャー」の山田氏から、報告メールが届きました。
こちらからそのメールをご覧になれます。
「東京八重洲にゴール。ついに地球一周しました!」
いろいろご心配をおかけしましたが、お陰さまでバイオディーゼルアドベンチャーは、極寒のシベリアを無事通過してウラジオストックまで走り、船で日本に渡り12月1日、東京駅八重洲口にある日本橋プラザビル前に午後1時30分到着しました。
昨年12月5日に東京を出発し、北米を皮切りに海を越えて西ヨーロッパ、そして日中52℃にも上る暑さの中で北アフリカを通過、再度ヨーロッパに北上して東ヨーロッパ、ロシア、カザフスタンを通り最後に夜間マイナス30℃にもなるシベリアを通り抜け、のべ360日かけて47,853km を走りきり、地球をグルッと一周したことになります。
「17カ国、6,504リットル」
振り返ってみるとこの旅で通過した国は、北米、西ヨーロッパ、アフリカ、東ヨーロッパ、ロシア、カザフスタンを合わせると17カ国。各地で集めた廃食油の合計は6,504リットルにおよびました。中でも大変だったのは車両を船に乗せて3度海を渡る事でした。個人で車両を船で送り、世界を旅するという例は少なく、通関や受け取りなどの手続きは専門知識が必要で時間と費用もかなりかかりました。また、陸路で国境を越えるのもドキドキものでした。日本からプラントを載せた特殊な車ですからテロの機械と思われるのではないか、また密造酒の機械にも似ているものですから説明が大変です。さらに言葉の問題やワイロを要求する係官など毎回がチャレンジの連続でした。
「シベリアを通過」
さらに思い出深いのは、シベリアの通過でしょうか。予定より廃食油を集めるのが遅れたため、シベリアを通過するころにはすでに冬が始まっており、雪が降り始めていました。気温が零下になるとバイオディーゼル燃料は固まり、燃料が流れないため走行が不可能になります。そのため夜は屋根の着いたガレージを探し、車の燃料タンクが冷えないようにしなければなりません。そして、言葉の問題、廃食油集め、寒さ、そして悪路、ビザ(査証)の期限が近づいているという、いくつもの難題を乗り切らなければならない状況の中で、多くの方たちの優しさと協力があったことです。それにていも毎日がいろいろな事が起き、いろいろな方達に出会い、とても濃い時間を過ごすことができました。
本当にみなさんのご協力に感謝するとともに、ここにお礼を言わせてもらいたいと思います。本当に、最後までご支援、ご協力ありがとうございました。
今回の旅は、世界的な燃料の価格高騰や環境問題が取りざたされる時期でもあり、廃食油からバイオディーゼル燃料を作り、自走するということに各地のメディアは非常に関心を示していただいたと思います。燃料を現地で収集し、地給自足しながら地球を一周したことは、いろいろな意味で大きな意義があったと思います。また、この旅を通して多くの方たちに知り合い、今世界中が環境問題、エネルギー問題に同じように危惧していることを実感した事、多くの友人ができたことが大きな収穫だったと思います。
「日本一周へ」
今後の予定ですが、まずはバスコファイブの車両整備、プラントの整備等を行ないます。また、資料を整理したり、必要があれば講演や写真を公開して行く予定です。来年の春からは、このプロジェクトを国内で継続して進め、日本一周を予定しています。これまで得た経験や情報を多くの人と共有していきたいと考えています。
今後も引き続き、バイオディーゼルアドベンチャーをどうぞよろしくお願い致します。
山田周生
バイオディーゼルアドベンチャー
Bloghttp://bike.heteml.jp/bio/
2008年12月18日





